宗教法人地蔵院高木山梅林寺地蔵院

宗教法人地蔵院高木山梅林寺地蔵院

各種項目一覧

代表役員・住職兼任

・生年月  1980年4月

・僧名   石黒 有高  

・血液型  O型



当寺院は室町時代に開山し、大きな交易道である陸前浜街道から離れた所に存在していた「塩の道」と呼ばれる交易道から、少しそれた場所にあったそうです。

(時期は不明ですが土地の侵食で現在地へ移動)

開山当初は檀家寺では無く、祈願寺として延命地蔵に当地を治める統治者の延命祈願等を行なっていたとかなんとか…。

時代は江戸時代となり、平安時代開山の本寺である浄性寺が祝融の災いにあい、本寺の本尊である大日如来が当寺へ運び込まれた事から当寺の本尊と成られたようです。


私で40代目となりましたが、39代目住職の時。

東日本大震災、東京電力原子力発電所事故により強制避難、寺は荒れ果て荒廃し廃寺の憂き目に会いましたが、そんな状態のまま40代目に就任。

「この地域の為にと延命祈願をしていた寺ならば、地域や寺が瀕死になっているこんな時こそ、延命とは何かに立ち返るべきだ。」との思いを抱き、寺院再興事業に2015年から着手しました。

全ての伽藍は放射能汚染もあり全て解体、支払われた賠償金も引けそうな理由で全て引かれた状態での支払いの為、安心して寺院再興を進められる状態では有りませんでした。

知識を蓄え業者交渉を行い、庫裏・客殿・駐車場整備・屋外トイレ・鐘楼堂・必須仏具仏像修繕・本堂建設契約、名簿整理、事務書類の制作等をコレから先の人達の為に、自分の為にとコツコツ一人で進め。

(再興計画案や事務作業等を相談出来る事業者は周辺から避難しておらず、現地へ来るのを嫌がられたり、公共工事で忙しい等の理由で見つからず。建築業者探し、事務作業、相見積り収集、再興計画案、境内整備まで全て1人作業)


会員の皆様には「大丈夫なのか」と心配をかけながらもなんとか令和4年度より本堂再建工事が始まりました。

この地域は人が少なく、人材も不足しており地域の存続にすら不安を感じる状態なのですが。

移住等で地域に活力を与えようと訪れる人達もわずかではありますがおられるので、この地域の延命の為、当寺院延命の為に、コレからも精進して参りたいと思います。




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